鯵とブラータチーズのトマトソースパスタ
鯵の旨味と、濃厚なトマトソース、トロッととろけるブラータチーズ(ブッラータチーズ)を組み合わせた我が家の定番パスタ。食事としてはもちろん、ビールやワインのつまみとしても優秀なパスタ料理のレシピを紹介。重めの赤ワインを用意することをおすすめします。
- 調理時間
- 45分仕込み:10分 調理:35分
鯵とブラータチーズのトマトソースパスタに使う食材2人分
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鯵
1尾(120gくらい)
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塩
4g(4つまみ)
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ホールトマト
400g(固形物のみ240g)
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調理用オリーブオイル
大さじ1
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にんにく
1片(約10g)
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白ワイン(調理用でOK)
100ml
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タイム(もしくはお好みのハーブ)
3本(1本10cm程度)
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パスタ茹でる湯(塩含む)
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パスタ(ショートパスタ、リングイネなど)
140g
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ブラータチーズ(ブッラータチーズ)
1個(約100g)
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仕上げ用オリーブオイル
大さじ1
鯵とブラータチーズのトマトソースパスタの調理手順
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3枚におろしたアジに薄く塩をふる
3枚におろしたアジを冷蔵庫から出し、塩(分量内から)2つまみを全体にまんべんなくふります。
塩の浸透圧により臭みとともに身の水分を脱水させます。合わせて身の内部でほんのり旨味を引き出します。味付けではないので薄く振りかけるイメージです。そのまま常温に置いておきます。
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トマト缶をボウルにあけて身をつぶし、塩を1つまみ振りかけて混ぜる
トマト缶をボウルにあけて、中にある身を潰します。カットトマトを使う場合はそのままで大丈夫です。トマト全体に塩を2つまみ振り、混ぜます。
トマトに塩を振るのも脱水が目的です。調理時に煮込んで水分を飛ばすのですが、脱水してからの方が早く水分が蒸発しやすいのであらかじめ脱水しておきます。また、トマトの旨味を引き出す効果もあります。
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にんにくをみじん切りにする(もしくは潰す)
にんにくをみじん切りにします。できるかぎり細かくカットすると火のとおりが早いです。もしくはカットせず軽く潰すだけでもOKです(お好みで)。
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フライパンにオリーブオイルを注ぎ、アジを中火にかける
フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を注ぎ、アジをのせ、中火にかけて火を入れていきます。焼いている時は身をあまり触らず、片面2分程度焼いてから返すようにしてください。焼き目がつくとさらにおいしくなります。
身を返す時に身が崩れることがありますが、気にせず火を入れていきます。焼き目は焦げていなければ問題ないです。こんがりキツネ色にできると最高です! -
弱火にしてアジを端によせ、オリーブオイルを注ぎ、にんにくを炒める
弱火にして鯵を端によせ、スペースを作ります。そこにオリーブオイル(大さじ1)を注ぎ、にんにくを弱火のままじっくり炒めます。焼き目がつき、にんにくの香ばしい香りがただよってきたら、鯵の身をほぐしながらにんにくを混ぜます。
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中火にしてから白ワインを注ぎアルコールを飛ばした後に、トマトとタイムを加えて煮込む
アジとにんにくを混ぜたら中火にしてフライパンの温度を上げます。そこに白ワインを注ぎ、沸騰させながらアルコールを飛ばします。ひと煮立ちし、白ワインが白く濁りフライパンを揺すってとろみが確認できたら、トマトとタイム(ハーブ)を加えてよく混ぜ、煮込みます。ハーブはお好みでOKです。
白ワインが白く濁る現象を乳化(にゅうか)と言います。オリーブオイルと白ワインをしっかり乳化させず分離した状態だと、味がまとまらず美味しく仕上げることができません。また、丸みのある味わいも乳化が一つの要因となります。白く濁るまで火を入れながら様子をみてください。 -
ソースを煮込んでとろみが出てきたら、パスタを茹でる湯を用意する
6 で煮込んでいるトマトソースにとろみが出てきたら、パスタを茹でる湯を用意します。茹で湯には1%の塩を入れて味をつけておきます。味見してみてほんのり美味しいと感じる程度の塩加減です。私は1Lの水に対して10g(小さじ1.5)の割合にして、味見しながら調整しています。
沸騰したらパスタを茹でます。パスタを茹でる湯にはあらかじめ塩で味をつけておきます。使用する塩によって塩味が変わるので1%というのは目安であり、実際に味見して美味しく感じる程度です。この美味しい湯で茹でることにより、パスタ自体にやさしい味をつけることができます。味のないパスタと味のあるソースを混ぜるよりも、やさしく味つけした2つを混ぜ合わせた方が失敗が少ないので、茹でながらパスタにも味をつけておきます。
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パスタが茹で上がったらフライパンに移し、火にかけながらソースと絡めて盛り付ける
パスタの湯で具合を確認し、茹で上がったことを確認したらフライパンに移します。フライパンを火にかけながらソースをしっかり絡めて、皿に盛り付けます。
湯で具合はお好みで。私は1つ取り出して食べてみて芯が硬い状態ではなく、細い芯がうっすら残っている状態が好みなのでいつも試食して確認しています。ちなみに、私が作る場合パスタは予熱で火を入れにくく思うので、茹でているときに好みの茹で加減にしてからフライパンに移しています。 -
パスタの上にブラータチーズをのせて、仕上げ用オリーブオイルをかけて完成
皿に盛り付けたパスタの上に2つに割ったブラータチーズをのせて、その上から仕上げ用オリーブオイル大さじ1かけて完成です。
仕上げにオリーブオイルをかけるのはオイルの香りをつけるのと、味に丸みをプラスするためです。香りは火にかけると飛んでしまいます。料理を仕上げて盛り付けたあとに直接かけることでオリーブオイルの香りを楽しむことができます。味が物足りないと塩で調整すると塩っ辛くなる可能性があります。塩ではなく粉チーズで調整してください。食事中にペッパーを振ると味変になって楽しめます。
食する際は、ブラータチーズを崩しながらパスタと絡めて、追いオイルと一緒に楽しみます。途中でペッパーを振ると味変になってさらに楽しめます。